結婚式では、お客様のお迎えからお見送りまで常にBGMが使われています。それぞれのシーンごとに曲を選び、効果的に盛り上げたり雰囲気作りをしたり、ときには会場全体の空気を変えたりといった結婚式の演出において重要な役割を担っています。全体を通しての曲数は、少なくて20~30曲、演出によってはそれ以上必要になる場合があります。正直全ての選曲を自分たちで行うのは大変な作業です。
曲選びが面倒だったり、忙しくて手が回らないという場合は、式場や音響担当に丸投げすることも可能ですが、せっかくの結婚式です。全体の中で数曲だけでも選んでみるとより思い出に残る一日を送ることができるのではないでしょうか。選びやすいシーンは、新郎新婦の入退場、ケーキ入刀、花束贈呈です。着用するドレスやタキシードも事前にわかっていますし、イメージも描きやすいので、他のシーンに比べると選曲しやすくなります。
例えば入場曲がかかりはじめるのは、会場の扉が閉まった状態です。司会者の案内により列席者の全ての視線が扉に集められているので、印象的な前奏の曲を使えば会場全体が暖かく新郎新婦を迎える雰囲気に包まれるでしょう。また、ケーキ入刀の瞬間は、曲のサビの部分がインパクトのあるものを選ぶと効果的です。他にも、二人の思い出の曲で手をつないで退場したり、歌詞のない優しい曲調のインストゥルメンタルで両親へのお手紙を読んだりと、曲選びの時には、それぞれのシーンのイメージを膨らませながら選ぶことがポイントです。
ネットやCDショップでウェディングソング特集などを調べてみると選曲の幅が広がります。迷った時には式場担当者や音響担当者が相談に乗ってくれますのでどんどん相談してみましょう。
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