お歳暮とお中元の違い

わが国の古くからの風習で、現代にも根付いているもののなかには、何となくは理解をしていても、時に混同してしまうようなものもあります。

たとえば、お歳暮とお中元などは、そのひとつということができます。



お中元は、夏の時期に、日頃からお世話になっている人に向けた感謝の気持ちをあらわすために贈るギフトのことです。

夏の暑い時期でもありますので、相手の健康に対しての気遣いという意味合いもあるでしょう。



ひるがえって、お歳暮のほうは、名前を見ても年の暮れを意味しているとおり、年末の寒い時期に、年間を通じての感謝を込めて、お世話になった相手に贈るギフトです。
これだけを考えれば、贈り物をする時期が違うだけで、感謝をかたちにあらわすという趣旨は、ともに同じということがわかります。



しかし、どちらかといえば、お歳暮のほうが、年の真ん中ではなく、年の締めくくりにあたるため、より高額な商品を選んでギフトとしたり、お中元よりも広い範囲の人々に贈ったりすることのほうが多いといえます。
通常、こうした進物は相手に渡す時期が慣例的に決まっています。

お中元の場合は早くても初夏にあたる6月ごろから、遅くとも8月中旬のお盆あたりまで、お歳暮は早い場合は11月下旬ごろからその年の12月31日までの間にかけてが定番といえます。
遅れた場合は年始のあいさつを兼ねて、正月の中旬ごろまでに贈るのはありですが、それ以降は時期を外してしまっているといえます。