お歳暮の届け先について

お歳暮は、一年を通した感謝の気持ちを、年末の時期に贈答というかたちで表したものといえます。

そのため、基本的には社会的な何らかのつながりのなかで、お世話になった人に対してすればよく、誰に対してという、具体的な決まりごとまではありません。もっとも、一般的に見て、お歳暮を届ける先としてふさわしい相手は存在します。会社における上司、学習塾やお稽古ごとの先生や師匠、特にお世話になっている親戚、結婚している場合は義理の両親、結婚式で仲人をしてくれた人などが、お歳暮の届け先の具体的な例として挙げられます。



このように、一般的には本人よりも目上の関係になっていることがほとんどのケースにあてはまるといえますが、現在では会社の同僚、学校の同窓生だった人など、対等に近い関係の人にも、お歳暮を届けることがないわけではありません。



また、このなかでも、職場の上司に関しては、会社によってまったく対応がわかれる場合があります。


上司と部下の関係の場合には、贈り物によって人事考課に影響があってはならないとする考え方も存在することは確かです。


そのため、社内全体として、虚礼廃止の申し合わせをしていることがあり、この場合はお歳暮に限らず、お中元などの他の季節の贈答や、暑中見舞い、年賀状などのあいさつ状までも、廃止の対象に含めていることがあります。

虚礼廃止の申し合わせをしている場合にも、社内で趣旨が徹底されている度合いが会社ごとに違いますので、ケースバイケースでの判断になります。