お歳暮はいつからはじまったのか?

日本では馴染みの深いお歳暮ですが、欧米諸国ではこのような習慣はありません。つまり日本独特の慣習ということになりますが、そのはじまりは気になるところです。

そもそも日本以外でお歳暮を行っているところはあるのでしょうか。

お歳暮のルーツは中国です。日本は中国からいろいろな影響を受けていますが、その一つです。

中国ではお祭りで神様にお供え物を決まった時期に贈っていましたが、それと日本に古来より伝えられているお盆行事が合体して「お歳暮」と「お中元」が定着したと言われています。

日本では室町時代にはじまったそうですが、一気に広がったのは江戸時代と言われています。



そして、今のような形として行われるようになったのは明治30年頃です。
しかし、今のようにいろいろな物を贈っていたのではなく、当時は塩サケやブリ、餅などが主流でした。理由は、年越しに使えるものということです。

基本的には、お正月に先祖の霊を迎えるためのお供え物の意味で送られていましたので氏神様のお神酒のつまみになるような「数の子」や「スルメ」などが多かったようです。



これらに共通する点は「日持ちをすること」です。

嫁いだ人が実家に贈ったり、分家した人が本家に贈ったりしていたようです。



また、武士の世界でも今でいう上司にあたる人に年末には贈り物をする習慣があったことが記録に残っています。


商人の世界でも年末にお得意様に挨拶周りをする際に贈り物を持参する習慣があり、それらが一気に広まったようです。